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[レムナント誌読者からの手紙]
誰にも邪魔されない時間をつくって
私は「レムナント」誌を読むときは、誰にも邪魔されない時間を選びます。レムナントを読んでいるときは、私にとって本当に楽しみな時間です。読んだあと、みなにレムナントをまわしています。心の中にうずまき、またくすぶっている疑問に、レムナントは明快な答えを与えてくれています。
興味深い
興味深いことばかりで、ぜひ続けて見ていきたいと思います。今まで自分の中で棚上げしておいた疑問に答えてくれそうな本だ、と期待しています。
わかりやすい
こんなにわかりやすい雑誌があるなんて、まったく知りませんでした。レムナント誌を読むようになってから、また新たな気持ちにさせられ、大きな慰めと励ましを受けています。
これはすごい
レムナントの見本誌を初めて読んだとき、これはすごい、おもしろい、ためになる、と思って即座に申し込みました。毎月、洪水のような郵便物の中で、レムナントが来ると、最優先して読んでいます。
かゆい所に手が届く
まさに、かゆいところに手が届くといった本です。質問されても、自分ではなかなか答えられなかった点が、ズバリ指摘されていて、貴誌と出会えて本当によかったと思います。
知りたかったことばかり
初めて貴誌を読ませていただきましたが、私がこれまで知りたかったことばかり、と言ってもいいくらい取り上げておられ、まさにこれだ! と喜んでいます。
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宇宙は絶妙に微調整されて造られている
「存在する宇宙」と「存在しない宇宙」
「宇宙」という言葉が初めて出てくるのは、中国・漢の時代に書かれた『淮南子』という書物だが、そこには「宇」とは空間であり、「宙」は時間であると説明されている。「宇宙」とは時間と空間のすべて、というわけである。
今日物理学では、アインシュタイン博士以来、時間と空間を一つのものとして扱うようになった。いわゆる「時空」だが、まさに宇宙は、時間と空間が一つになった連続体であるわけである。
さて、私たちはふつう「宇宙」(universe)というとき、時空、およびその中にある銀河、星、太陽や地球など、すべてのものをさして言っている。「宇宙」とは、存在するもののすべてである。
だから「宇宙」は、一つしかない。しかし最近の科学者は、宇宙はじつは一つではなく、いくつもあるのではないか、という議論をしている。私たちの宇宙のほかに、「他の宇宙」があるのではないか、というわけである。
もちろん仮に「他の宇宙」があったとしても、私たちの宇宙から「他の宇宙」に行くことが簡単にできるわけではないし、「他の宇宙」の様子を知ることができるわけでもない。
また「他の宇宙」というものが本当に存在する、と言っているのでもない。しかしここで、私たちが住む宇宙は一体どんな宇宙なのかを知るために、ちょっとここで次のような思考実験をしてみよう。
これは『宇宙の謎』(青春出版社)という本に記されている思考実験だが、たとえば二つの宇宙がある、と頭の中で想像してみてほしい。一方の宇宙は、銀河も太陽も惑星もみなあるが、人間がどこにもいない。生命もいない。物質だけの世界である。もう一方の宇宙は、私たちが今住んでいる宇宙である。そこには人間という、知的生命が存在している。
さて、これら二つの宇宙は、どちらも「宇宙」には違いない。しかしその存在意義は、全く違っている。私たちの住んでいる宇宙において、人間は様々な知的探究により、宇宙の存在や様子を認識している。天文学者は星を探究し、理論物理学者は宇宙の起源を考え、工学者は星に探査ロケットを送っている。人間は宇宙に対し、様々なかかわり合いを持っているのである。
ところが知的生命の全くいない宇宙では、その宇宙は誰によっても認識されない。認識されないということは、その宇宙は″無きに等しい〃ということである。いかに広大で美しい宇宙であろうと、誰によってもその存在や様子が認識されなければ、そのような宇宙は″存在しないに等しい〃″あってもない〃のである。
「認識」ということを基準にすると、知的生命のいない宇宙は、たとえ存在しても″存在しない宇宙〃である。一方、知的生命のいる私たちの宇宙は、″存在する宇宙〃ということになる。じつはこうしたことが、今、科学者の間で盛んに論議されるようになっているのである。
宇宙は絶妙な
知恵によって造られた
私たちの住む宇宙は、なぜ知的生命のいる宇宙であって、なぜ物質だけの宇宙にならなかったのか。これについて多くの科学者は最近、宇宙は知的生命の存在し得る宇宙となるように、誕生の際からあらかじめ「プログラムされていた」と考えるようになっている。
どういうことかというと、たとえば「自然定数」というものに着目するとよくわかる。私たちの宇宙には、たとえば光速、電子の質量、重力定数、プランク定数といった、ある″決まった値〃がある。これがなぜ″その値〃なのかを考えると、それはあたかも″知的生命を存在させるべくその値をとった〃としか考えられないほど、絶妙にコントロールされている。
たとえば京都大学の佐藤文隆・教授によると、電子の質量が一%違っただけでも、人間はできないという。一%くらい違ったっていいじゃないか、と思いたくなるが、たった一%でもダメなのである。それほどこの宇宙は、絶妙にコントロールされて「知的生命のいる宇宙」となっている。
また、中性子の質量がわずかに〇・一%違っただけでも生命はできない、という研究結果が出ている。もしそれが〇・一%多ければ、宇宙の中に生命が必要とする重元素(炭素、酸素、カルシウム、鉄など)が形成されない。反対に〇・一%少なければ、宇宙のすべての星がすぐ中性子星またはブラック・ホールになって、崩れてしまう。いずれにしても、生命は誕生し得ないのである。
原子核内の力――「核力」には、「強い核力」と「弱い核力」があることが知られている。もし「強い核力」の定数が二%違っただけでも生命はできない、という研究結果が出ている。「弱い核力」もそうである。それが数%違っただけでも、生命はできない。そのほか重力定数、電磁力定数、光速等がほんの少し違っただけでも生命はできない、ということがわかっている。
一方、ヘリウム、ベリリウム、炭素、酸素などの核の基底状態のエネルギー・レベルも、驚くほど微調整されていることがわかった。それがわずか四%違っただけでも、生命体に必要な炭素と酸素が生じ得ないことになるのである。
現在の宇宙は膨張しつつあることが知られている。この膨張率も、絶妙にコントロールされている。それがもしほんのわずか――アラン・グス博士の計算によれば一〇の五五乗分の一――大きければ、銀河系も星も形成されなかったであろうという。反対に同じ割合小さければ、太陽のような星が形成される前に宇宙が崩れ落ちてしまうシナリオとなった。いずれにしてもそのような宇宙は、「知的生命のいる宇宙」とはならなかったであろう。
ほかにも多くの研究結果が出ている。宇宙の何をとっても、それが絶妙にコントロールされ、微調整されている事実が浮かび上がってきた。つまり宇宙は細かい個々のこと、および総合的なことの両面において、非常に微妙なバランスのもとに造られている。
だからこれを研究した人々の多くは、たとえそれまで無神論の立場をとっていたような人であっても、なにか宇宙を超越した知的実在者の存在に、思いを向けざるを得なくなったと告白している。たとえばポール・デイヴィズ博士は、
「その裏に、黒幕的な何かが存在している強力な証拠が見えます。……宇宙を作り上げるために、まるで誰かが自然界の定数を微調整したかのようです。……すべてがデザインされている、という印象は強烈です」
と語った。フレッド・ホイル博士も、宇宙の形成において「超知性」の働きがあったように見える、と書いている。ジョージ・グリーンシュタイン博士は次のように述べている。
「すべての証拠をながめながら、何かそこに超自然的な存在者がかかわっている、という思いが絶えず浮かんできます。そういうつもりではなかったのに、私たちは、知らないうちに絶対的実在者の存在の証拠を、発見してしまったのでしょうか」
宇宙がこれほど絶妙にコントロールされ、微調整されて造られているという事実は、無神論の立場からはどうしても説明しにくいことである。しかし、宇宙の創造者を認める有神論の立場からは、きわめて理にかなったこととして受けとめられる。
たとえば、ここにテレビがあるとしよう。技術者はテレビをつくるときに、ブラウン管の電圧を何ボルトにするか、スピーカーに流れる電流をどのくらいにするかなど、様々な値を決める。テレビ内部の各部品にかかるいろいろな電圧や電流、抵抗の数値などを定めて、テレビをつくりあげる。
それらの数値をもし一つでも間違えてつくったりすると、テレビは用をたさない。画面が映らなかったり、ギーギー、ガーガーいうだけであろう。あるいは、ただの粗大ゴミになるだけであろう。
私は小学生のころ、ラジオのキットを買ってきて、よくハンダごてを片手に組み立てたことがある。ところが部品を組み立てるとき、別の部品をつけたり、電圧を間違えたりしたので、なかなか聞こえるようにならなかった。
一つ間違えても、ただのゴミになるだけであった。きちんと機能するものにするためには、すべてを間違えずに組み立てる必要があるのである。
同様に、この宇宙が見事なかたちで「知的生命のいる宇宙」となっているのは、神が物質界の様々な数値を最も適切な値に定められたからである。様々な自然定数を、最も都合のよいように定められたからである。
一台のテレビやラジオをつくるときでさえ、多くの優れた人々の知性と、長年の研究、また努力が必要であった。そうであれば人間という最も複雑で高度な生命体、またこの偉大な宇宙をお造りになったかたは、一体どれほど優れた知性を持つかたであろうか。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の一部であるゴダーダ宇宙研究所の所長R・ジャストロー博士は、かつては不可知論者として知られた人であった。だが彼は、いまや科学の発達に伴い、
「神が宇宙を創造したと信じるよりほかにない」
状態に来ていると述べた。宇宙は、それほどによく造られているのである。
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発行:久保有政 remnant@mte.biglobe.ne.jp
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